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2012.10.10 インドネシアでの生活

西部劇の宿場町と工業団地都市開発

ジャカルタから東に伸びる高速道路を30Kmくらい行くと、そこから50Kmくらいの沿道に巨大な工業団地が現れる。

主な団地としては6ヶ所あるようだが、そのうち3ヶ所は日本の商社が開発している、いわゆる工業団地で、多くの日系企業が入居しており、単身赴任者や長期出張者などの便宜を考えた、サービスアパートやちょっとしたお店も立ち並んでいる。

そして他の3ヶ所は現地の華僑資本が開発している、巨大な複合都市である。これらは工業団地だけでなく、商業地区、住宅地区、学園地区、娯楽地区、そして行政地区など、一つの大きな街として必要なほとんどの機能を持たせている。

おそらくオーナー華僑の姉弟がアメリカで学んだ手法や文化を基にしていると思われるが、街の景観は西海岸の洒落たデザインの建物や並木道に統一されている。

しかし、まだ開発途中ということもあるのだろうが、そこに存在する人、車、トラックが多過ぎる。一番先に開発された某都市の並木道はゴミの山ときている。熱帯の暑さの下での騒音とゴミと土埃。アメリカ帰りの姉弟達はこの要素を忘れていたのかもしれない。

これらの街並みを観るたびに連想するのが、西部劇の映画に登場する、土埃の舞う宿場町の風景である。アメリカのように、50年後、100年後にはこれら新都市も素晴らしい環境になっていることを祈っている。

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