2012.11.27
最近のニュースに私的コメント
最低賃金に見る地方間格差
インドネシアの首都ジャカルタ周辺の2013年度の最低賃金は前年比増50%近くで、軒並み月200万ルピア(17千円くらい)を超えようとしている。
しかし、300Kmくらい離れた中部ジャワではやっと月100万ルピアを超えたレベル。地方間格差が益々広がり、ジャカルタ一極集中に拍車がかかる。
マーケットシェア90%を占める日本の自動車メーカーが、ジャカルタ東方の工業団地群に集中しているから仕方ないが、渋滞も含めて大きな社会問題になっているので、インドネシア政府と協力して、人・物・金を拠出して抜本的な対策を打つ姿勢を見せないと、どこかで1974年の時のように日本車が焼き討ちに遭った、反日運動の炎が燃え上がるような一抹の不安を感じる。