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2013.03.01 出島『海外ビジネスコラム』原稿

インドネシアで仕事をする時の小話的アドバイス 【インドネシアは異国です】

 インドネシアは世界の中でも最も親日的な国であると言って差し支えないと思います。しかしながら、当然すぎることですが、インドネシアは日本ではなく、日本人にとってはいわゆるよその国です。

 しかし、お前も昔はそうだったと言われそうですが、よその国なのに自国のように、いや、自国以上に自由奔放に振舞っている日本人を多く見かけました。その結果、自分自身が痛い目に遭うのは自業自得としても、日本人社会や会社に迷惑をかけることだけは避けなくてはなりません。

 企業としては、リスクマネジメント、クライシスマネジメント、ビジネス継続計画(BCP)、コンプライアンス、CSR、SOX法など色々な面での対応が必要と思いますが、案外忘れられてしまうのが、日本人の私生活面での気の緩みによる事件です。特に女性関係でのトラブルが多いようです。双方が独身で結婚を前提に、日本人もイスラム教に改宗する覚悟での話ならおめでたいのですが、そうでない場合は問題がこじれると、宗教裁判が待っているので大変なことになります。

 仕事面だけでなく、私生活においても、インドネシアと言う他国の地で仕事をさせて頂いていること、そして生活をさせて頂いていることを心の片隅に、常に忘れずにいることが必要です。そして、事業の発展に努力して、異国での生活も最大限楽しむ傍らで、政変や大災害などの外部要因で撤退を余儀なくさせられた場合のことも想定し、普段から準備出来ることは粛々と手を打っておきたいものです。

インドネシアビジネスサポート