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2013.05.14 最近のニュースに私的コメント

ジャカルタの暴動事件から15年

首都ジャカルタで反政府の大規模デモが発生し、大学生4名が軍の特殊部隊と思われるスナイパーに射殺され、それが引き金となって市内で暴動事件が発生してから15年になる。

その日は丁度、日本からジャカルタに出張する飛行機に乗っており、経由地のバリ島の空港で、テレビニュースが伝える目的地ジャカルタの暴動の様子に驚いた。とりあえずジャカルタまで来たものの、航空会社の人からは空港から出ることを止められ、仕方なく、まさにとんぼ返りでその飛行機に乗って日本に戻って来た。

インドネシアのことをある程度は理解しているつもりでも、理解出来ないのは、当時、その狙撃事件に関わったと言われる特殊部隊の幹部達が、現在はある政党の幹部に名前を連ねていることである。ましてや、その一人が次期大統領候補と言うのには、頭の上に疑問符が無数に浮かんでしまう。

スハルト独裁政権の時代、その権力を背景に好き放題したであろう人達の、その後の消息はあまり聞かれない。しかし、たまに話題になる場合は、ほとんどが自由の身で、相変わらず金権を握っているのが実態である。良い意味でも、悪い意味でも、本当に懐の深い国であると思う。

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