投資環境編-6

24.自然災害

インドネシアは昔から南国の楽園と言われるほど住み易いところである。そのためか、自然災害に対する危険予知とか再発防止の意識が日本人に較べて低いと感じられる。現地のスタッフに対応を取らせる場合にはそのことを前提に指示する必要がある。

25.労働争議

過去の大きな労働争議の原因の多くは、利益追求を優先し過ぎた、使用者側の法律に違反した不当な行いにある。労働法を正しく理解し、それが遵守されていることを、労使双方で常日頃から確認し合うことが大事である。

26.政変・テロ

インドネシア国内において、いつ、どこで、どんな事件が起きているのか、ニュースを通じて常に知っていることが身を守る。そのためにも、インドネシア語を習得しておく必要がある。

27.戦争・内戦

普段の生活には直接影響することが無いとしても、ニュースの内容を正しく理解するために、インドネシアの近代史は読んでおきたい。

28.金融・通貨危機

1998年のアジア金融危機の時には、政治の混乱と重なったインドネシアはしばらく立ち直れないと危惧された。しかし、大方の予想に反して回復が早かったのは、経済活動に占める内需の割合が高いことが挙げられる。このことはアセアンの中では顕著である。

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