2013.06.17
インドネシアでの仕事のアドバイス
進出成功の158の助言
投資環境編-11
55.人口
総人口の約60%がジャワ島に居住し、その約20%がジャカルタ周辺に集中していることの明暗を忘れてはならない。
56.購買力
2012年11月30日にユドヨノ大統領が、「安価な労働力の時代は終わった」と明言したとこから、国としてのコスト競争力を維持するために、これまでのような意図的な賃金抑制は緩和されると思われる。その結果国内の購買力は益々高まると予想される。
57.マーケットシェア
既存の商品では競争が激しいが、新規分野においては最初に市場を開拓したブランドが一般名称として浸透している。例として、水道ポンプは『サンヨー』、カメラは『コダック』、ボトル飲料水は『アクア』、粉末調味料は『アジノモト』などがある。
58.国内市場の特殊性
イスラムの教義に沿った商品やサービスを提供する、いわゆる『ハラル』ビジネスが盛んになりつつある。世界最大のイスラム人口を抱えるインドネシアは、これまでの欧米を中心にした世界とは異なる、中国やインドにも見られない、新しいマーケットを生み出すかもしれない。