2014.07.01
インドネシア訪問日記
雑木林がいつの間にか高層マンションに
2014年6月下旬、ジャカルタ近郊の住宅開発地区を見学して来ました。土地代を入れて200万円くらの補助金付低価格住宅、600万円くらいの中級住宅、そして1000万円を超える高級住宅などが、数百棟単位で団地として開発されていました。
その数だけでも驚いたのですが、昔は近郊のゴルフ場へ行く途中の道で、周りは雑木林であったはずの地域が、住宅地と高層マンション、そしてショッピングモールに埋め尽くされ、すっかり様変わりしているのに更に驚いてしまいました。
いつもはジャカルタの街中と東西に延びる高速道路沿いの工業団地を訪問することがほとんどなので、それ以外の地域についてはあまり気にしなかったのですが、少し考えてみれば当然のことなのですが、住宅地の広がりは想像を超えたスピードでジャカルタの都市部から郊外に広がっていることを実感出来ました。
都市部の高層ビルや高速道路沿いの工業団地は目に付き易いので毎回実感できるのですが、住宅地は通りから良く見えないこともあり、気が付いたらジャカルタから南側のインド洋まで埋め尽くされていた、なんてこともあり得るのではないかと、背筋が寒くなりました。
それにしても、月給20万円くらいの中間層にとって、200万円から600万円くらいの建売住宅は、日本での感覚からしても、少し無理をしてでも手に入れたいマイホームなのかなと思いました。ちょうど、1000CCの節税カーに乗った若い奥様が、小さな子供を連れて見学に来ていましたが、これからマイホームブームが始まるのだろうと想像されますが、バブルにだけはならないで欲しいと思います。