インドネシア海洋漁業関連機関訪問記

　2014年11月、インドネシア海洋漁業省を訪ねる機会がありました。建物は割と小さく、独立記念広場モナスの東通り沿いにあり、あまり目立たない佇まいでした。メイン通りに面して、威容を誇っているような工業省や労働省、そして国税局や投資調整庁に較べると、なんとなく、世間からあまり注目浴びることもなく、政府の中でも重要視されて来なかったのかなと感じてしまいました。

　建物の中も保全が十分ではなく、壁や天井に壊れた所が散見され、事務所の備品も決して良好とは言えないものでした。しかし、職員の間の雰囲気には活気と緊張感が感じられ、ジョコウィ新政権の重点政策として打ち出された、海洋国家としての復活に向けての動きが始まっているように思えました。

　たまたま会議に居合わせた、ある漁業組合の理事長を紹介して頂き、さっそく翌日にはその組合の事務所をーも訪問し、今後の協力活動について積極的な意見を頂きました。

　帰る前には理事長の案内で、日本の援助で改修されたジャカルタ漁港の管制塔に登らせて頂き、漁港全体の姿を眺望出来たことには感動しました。

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