2015.09.07
インドネシア訪問日記
西部ジャワの新高速道路を走破しました
9月1日、朝早くにジャカルタ市内のホテルを出発し、中部ジャワの西端にあるTEGALを目指して300Kmを一路東に向かいました。ジャカルタ市内を出てから少し渋滞に巻き込まれましたが、70Kmを過ぎた辺りからの7月に開通したばかりの高速道路は、途中にまだ仮設に近い状態ですが、いつくかのサービスエリアもあり、とても快適でした。
目的地のTEGAL手前の20Km地点で高速道路は終わりますが、その先も既に工事は進んでおり、あと何年間後の、ジャカルタとスラバヤの間が高速道路で結ばれている情景が頭に浮かびました。
東京オリンピックに合わせて東名、名神高速道路が開通し、高度経済成長の時代に突入した昭和40年代と同じ規模とスピードの中にいるインドネシア経済は、間違いなくさらに大きな成長を遂げるものと信じています。
もしも、これに日本の新幹線が導入されたら、その成長は目覚ましいものになると期待していたのですが、中国が途中から横車を押して来て、それが原因かどうかは判りませんが、ジョコウィ政権が新幹線計画を見直しすることにはとても落胆しています。
経済成長には大規模な公共投資が必須です。それを決断するのは大統領です。しかし、後世に借金を残したくないからとの理由で尻込みするのは、却って後世に後悔を残すのではないでしょうか。大統領は家具会社の社長やソロ市長とは全く違った使命を背負っているはずです。
ジョコウィ大統領には、間違ってもアメリカのオバマ大統領のような、『期待外れ』の烙印を押されることがないように願っています。