紀元3000年頃の歴史の授業の一コマ
紀元3000年頃のアメリカのとある中学校での歴史の授業の一コマ
先生『みんな、6千年前の昔からの世界の王朝の移り変わりを示した年表を見た感想を述べてごらん。』
生徒『日本という国だけが一つだけの王朝を護って来たのにどうして今は存在してないのですか?』
先生『いいところに目を付けたね。日本と呼ばれた国は記録が残っているだけでも3600年くらい前から天皇という人とその子孫が国民に崇められて来たのだよ。』
生徒『どうして消えてしまったのですか?』
先生『我々白人の嫌がることをしてしまったからなのだよ。』
生徒『嫌がることって何ですか?』
先生『1919年に人種差別撤回と植民地解放を我々白人の国々に訴えて、それを実行してしまったからなのだよ。』
生徒『人種差別撤回と植民地解放てなんのことですか?』
先生『1600年頃にイギリスで始まった蒸気機関の発明を始めとする産業革命はその頃の織物などの生産能力を大幅に増やしたので、それらの大量に生産される商品を売りさばくための新たな市場が必要になったのだよ。そのためにイギリスを始めとするヨーロッパの白人国家は先を争うようにアフリカ、アラブ、アジア、そしてアメリカ大陸に新たな市場を求めて進出し、武力で現地の人達を制圧して、強制的に商品を高く売りつけ、様々な原材料を搾取することを始めたのだよ。このようなやりかたを植民地政策と呼んだのだよ。』
生徒『私たちの先祖は悪い人達だったのですか?』
先生『現代の感覚では悪いことのように見えるけれど、当時はローマ法王も認めた当然の権利として行われたのだよ。白人以外の民族は人間と思っていなかったのかもしれないね。』
生徒『それに対して日本という国は抵抗したのですね。』
先生『そうなんだよ。日本は自分達も植民地にされるのではないかと心配し、周辺の国々を支配していた白人達と戦争を起こして締め出してしまったのだよ。しかしそのために日本は白人国家から恨まれるようになり、1945年に我々アメリカにより攻められて、最後は世界で初めて原子爆弾を二つも投下されて降伏してしまったのだよ。』
生徒『その後はアフリカ、アラブ、アジアの国々はまた植民地に戻ったのですか?』
先生『いや、日本により解放された有色人種の国々はその後は自力で独立を勝ち取り今のように200近い国になったのだよ。』
生徒『では日本はこれらの国々から感謝されたのですね。どうしてそんな国が無くなってしまったのですか?』
先生『隣の中国と南北朝鮮以外は感謝したのだけれど、日本が再び白人国家に抵抗することを嫌ったアメリカは、日本が本当に独立国家として普通の国になれない仕組みを植え付けたのだよ。』
生徒『それはどんな仕組みですか?』
先生『それは新しい憲法と自虐史観という洗脳教育で、日本人は悪い侵略戦争を起こした悪い民族であるからと学校で教え、だから軍隊は持たず、他国と戦争をする権利を持たないという憲法を押し付けたのだよ。』
生徒『日本人はそれに抵抗しなかったのですか?』
先生『一部の日本人は抵抗して来たけれど、アメリカが代わりに国の安全を保障すると約束したことを信じて、ほとんどの日本人はその生き方を良しとして、お金儲けに邁進して来たのだよ。』
生徒『では豊かな国になったのですね。』
先生『そうだよ。戦争が終わってから100年くらいは平和が続いて豊かな生活を楽しむことが出来たのだよ。』
生徒『その後何があったのですか?』
先生『日本人は根が優しい人達で、隣の中国が内乱で疲弊していた時にお金や技術を惜しみなく与えたお蔭で中国はアメリカに対抗するくらいの大国にまで成長したのだよ。』
生徒『日本て本当に良い国ですね。』
先生『しかしな、国際政治とはそんな甘いものではなくてね、強大な国家になった中国に、日本はいつの間にか呑み込まれてしまったのだよ。』
生徒『えーーー、その時アメリカは助けなかったのですか?』
先生『アメリカも白人の国であり、元々日本という国は本当は嫌いだったのだよ。』
生徒『それで、中国は益々強国となり私たちアメリカと色々な分野で争っているのですね。』
先生『そうだよ。でも近いうちに中国を滅ぼして、私たちユダヤ民族の願いであった世界統一を成し遂げるのは間違いないと思うよ。』
生徒『へえーーー。世界の歴史はダイナミックなんだね。』
先生『そうだよ、人間は賢くて強くなくてはだめなんだよ。』