2018.09.09
インドネシアでの仕事のアドバイス
小集団活動のついてのインドネシア経営者の悩み
日本人のアドバイザーがいる間は上手く回っているが、帰国してしまうと途端に行き詰ってしまうとの悩みをインドネシア人の経営者から聞いた。
どうしてなのかとの質問に対して私が考える答えは、小集団活動が本当に上手く回るのは日本だけであり、それ以外の国では基本的に受け入れる素地がないので、2年から3年の時間をかけて根気よく続けることである、との主旨である。
日本は2700年近くにわたり、万世一系の天皇陛下の下では万民は皆平等であるとの考え方で生きて来た。だから上からの指示を待たずに自分達で考え、自分達で工夫する文化を築き上げた来たと思う。
しかし、他の国々では国王、皇帝以外の人民は基本的に奴隷であり、自分たちの意見を述べることはとんでもないことであり、常に上からの指示に従うことが生き延びるこつであった。
インドネシアも例外ではないと思う。特にオランダ植民地時代は自分の意見を述べるとか提案をすることはほとんどなかったと思われる。
だから、小集団活動において自分の意見を述べて、それが実現されることもあるのだと納得するまでは、数年の時間と根気、努力を必要とする。