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2018.11.15 コンサルタントの独り言

私は何系?

 50歳でサラリーマンを辞めるまでは政治に対してほとんど関心を持たなかった。インドネシア駐在時代は、現地の人達に対して、『日本は誰が首相をやっても何も変わらない国だよ』と平気で話していた。もちろん彼らは驚いていた。しかし私にはその驚きさえも理解出来なかった。
 しかしフリーのコンサルタントになり、時間的な制約も少なくなって、ネット上での色々な番組を視聴するうちに、これまではどうでも良いと思っていたことが、実はとんでもない大事なことで、自分の人生だけでなく、子供達や孫達の人生にも大きな影響を及ぼすことに気が付いた。
 特に政治、軍事、経済、教育の分野において今の日本はとんでもない大問題を抱えていることに気が付き、その原因や背景についても次第に理解出来るようになって来た。
 そしてこれらの問題意識を可能な範囲で発信することが国民としての義務でもあると考えるようになって来た。しかし、時として小野さんは右翼?と聞かれることがある。
 私は右翼でもなく、保守でもない。本来これらの立場は相対的なもので、国の性格が180度変わると反対になってしまうものである。
 最近はグローバリストか、それともナショナリストかと区別されるようになって来た。こちらの方がまだ判り易い。国境を無くして人・物・金の移動を自由にして国益よりも資本家利益を優先しようとするグローバリスト。今の世界はまだこの人達によって支配されていると言って良いであろう。
 それら反して国益と国民の利益を優先しようとするナショナリストの台頭が最近の傾向である。アメリカのトランプ大統領がその代表とも言われている。行き過ぎたグローバリスト達の欲望に対する世界的な反動かもしれない。
 私は間違いなくナショナリストである。しかし50歳までは間違いなくグローバリストのお先棒を担いでいた。現在、コンサルティング契約を結んでいる顧客企業の事業のなかにも、グローバリストの軌道に乗っているものがある。
 しかし、私は2600年以上の歴史を持つ日本という国を愛しているし、日本人として自分たちの子孫に対する責任も感じている。今の私のコンサルティング活動はあくまでもこの意識を基にしている。