2018.11.23
コンサルタントの独り言
本当の経営者
私自身サラリーマンの時は知る機会はなかったが、中小企業のインドネシア進出支援をしてから気が付いたことがある。
中小企業の社長さん達はほとんどがオーナーであるためか、彼らは体を張って、命を懸けて事業展開のリスクに立ち向かっているのである。
そして、給与レベルこそ大企業に比べると低いが、従業員の生活を守ることに強い責任を感じている。
大企業の社長さん達も、昭和の時代には創業者も多く存在していたせいか、現在の中小企業の社長さん達と同じような人達もたくさんいたように思う。
それに引き換え最近の大企業の社長達の言動はなんと情けないことだろうか。四半期毎の短期利益を求める株主の顔色だけを見て、従業員のことや国益のことなど自分には関係無いと言わんばかりである。
今でも創業者が社長をしている大企業もあるが、社内の公用語を英語に強制するなど、日本人であることを否定させるようなことをしているのには、ただただ呆れるだけである。
労働力が足りなくなると、生産性を上げるための投資を行うのではなく、政府に圧力をかけて外国人労働者を移民としていれるための法律を作らせる。
中小零細のオーナー社長達が必死になって本来の日本的経営を行っている傍ら、大企業の社長達は日本的経営の基盤を崩壊させているように思えてならない。
もしもこの傾向が日本を強い国にさせないためのグローバリスト達の工作活動の結果であるとしたら、とても恐ろしいことである。