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2018.12.23 コンサルタントの独り言

真理は頭で考えても判らない?

 今日までの64年間の人生で何度か大きな決断を下すことがあったが、今にして思えばそんな時ほど深く悩んだ覚えが無く、体の中のどこかから声が聴こえて来たような気がして、あまり考えずにその声に従っただけのような気がする。
 進学先を決めた時、就職先を決めた時、結婚相手を決めた時、インドネシア駐在を決めた時、脱サラをして独立コンサルタントになると決めた時がそうであった。なぜかいつも右耳の後ろの方から囁くような声がした。そのタイミングも、どうしようかと悩んでいる時ではなく、歯を磨いている時とか、お風呂に入っている時とかに突然聴こえて来た。
 そして、その声に従うままに行動を起こして今日の自分がいる。なぜだかその声を疑ったり拒絶することはなかったし、従うことしか考えなかった。
 もしかしたらこれは、中部大学の武田教授が言うところのDNAに刻まれた人類の記憶かもしれない。教授によれば、お釈迦様、イエスキリスト、ムハンマド等の偉大な人達はこのDNAに刻まれた記憶を読み解くことが出来たのであり、それを人々は悟りと称するらしいのである。さらに、人間の大脳に刻まれた記憶はせいぜいその人間が生まれてからの情報であり、それを基にいくら悩み考えてもたかが知れていることになる。
 決して私は悟りを得たと言うつもりはないが、なんとなく納得したくなる説ではある。確かに知らないことを勉強することは大事である。しかし、自分の知り得た知識だけで物事を判断することが困難な時がある。そんな時他の人達はどうするのだろうか。親、友人、先輩に相談する。神に祈る。カウンセラーに相談する。そして登場するのがコンサルタントである。
 しかし、コンサルタントにしても判断に迷うことがある。こんな時、他のコンサルタントはどうしているのだろうか。私はDNAに聴こうと思う。