お問い合わせ

採用募集中!

2019.03.01 インドネシアの耳より情報

ジャワ島縦断高速道路完成が意味すること

 2018年末、ジャワ島西端のMerakから東端少し手前のPasuruanまでを結ぶジャワ島縦断高速道路が完成しました。東端のフェリー埠頭Banyuwangiまでも間もなく貫通させるとのことです。
 この縦断道路はインドネシアの三大都市であるJakarta, Semarang, Surabayaを直結し、あたかも東京、名古屋、大阪を結ぶ東名・名神高速道路の完成に匹敵します。
 これに加えて現在進行中のスマトラ島縦断道路が完成すれば、途中二ヶ所はフェリーに頼るが、スマトラ、ジャワ、バリが一気通貫で結ばれることになります。
 そして、その後に来るのが日本が支援しているジャワ島北岸の高速鉄道です。残念ながら新幹線の導入にはなりませんが、既存の路線を改修して時速150Km以上のスピード走るため、現在の半分以下の時間でJakartaとSurabayaが結ばれます。これはまさに東海道新幹線です。
 経済成長の基盤の一つは物流網であることは、東海地方と日本海側や北海道との格差、そして北陸新幹線の開通による金沢経済の急成長など、日本国内の経済成長の姿を見れば一目瞭然です。
 ジャワ島縦断高速道路完成により、インドネシアの経済成長が次のステージに大きく飛躍することを期待して止みません。