インドネシアで日本的経営を行う
Amazon Kindle電子書籍はパソコンやスマホでも読むことが出来ます。
詳しい方法はAmazonヘルプ&カスタマーサービスをご覧ください。
これまで色々な場でインドネシア人の経営者に対して日本的経営について話をする機会がありました。経営論的には日本であろうがインドネシアであろうが違いは無いと思いますが、日本企業がインドネシアにおいて日本企業らしさを出して、それを競争力の一つとするためにどんな工夫が必要なのかを常に考えて来ました。
ここでは通常の経営管理の中にそれらをどのように反映させたら良いのか、それをインドネシア人経営幹部にどのようにして理解させるのかを述べます。
文中、いくつかの参考図を紹介していますが、多くは日本ではなくアメリカで考案されたもので、日本的経営とは言えないのではないかと感じるかもしれません。
しかしこれらはツールであり、それらを日本的経営にどのように取り入れて活用するのかが大事な点であると思います。日本的経営であるからアメリカ生まれのインターネットやパソコンは合わないと考える人はおそらく一人も居ないだろうと思います。
尚、私が日本的経営と考えているものは、平成に入ってからのアメリカ方式に変わってしまった株主最優先の短期的利益追求型経営ではなく、昭和の時代の社員を大事にして日本社会に貢献することを重視した長期展望型経営であることを冒頭にお断りしておきます。
目次
1. インドネシア人から見た日本的経営の特徴
2. 自社の価値がどこにあるのか
3. 仕事をプロセスで捉える
4. 会社の経営業務の全て
5. 全てのデータは会計に
6. 5W1Hで一番大事なのはWhy
7. 人材への投資
8. プロセス毎の人材要件
9. 中期事業計画を作る
10. 月次予算をフォローする
11. 業績改善の指針