2019.04.17
インドネシアの耳より情報
地震対策のビジネス
ジャカルタに駐在している頃、新しい工場建設のために本社在職の一級建築士に時々出張してもらいました。
その専門家はインドネシアの建築基準を色々と調べていたのですが、ジャカルタの高層ビルを見上げては大地震が来たら大変なことになると嘆いていました。
最近も日本の建築分野の教授とバンドン工科大学の教授達との情報交換会に同席する機会があったのですが、彼らもインドネシアの地震対策について大きな懸念を抱いており、一刻も早い耐震基準の施行が必要であると述べていました。
彼らからは日本の耐震技術に対する期待は非常に高く、時間はかかるだろうが地道にその重要性を社会に浸透させなくてはいけないと語っていました。
日本自体も公共インフラの老朽化が進んでいるのに、緊縮財政のためになかなか国土強靭化政策が実施されていないので、あまり偉そうなことは言えないと思いますが、比較的進んでいる国として官民を上げて支援すべき思います。
そしてそこには大きなビジネスチャンスがあるはずです。