2019.07.08
最近のニュースに私的コメント
ジャカルタ空港鉄道は閑古鳥が鳴いている
2017年末に開業したスカルノハッタ国際空港鉄道が、利用客が少なくて閑古鳥が鳴いているそうです。
丁度一年前のまだ試運転レベルの時に、試しにBNI CITY駅とスカルノハッタ国際空港駅を往復乗車してみた時の予感が当たってしまいました。
当時はまだ便数も少なく1時間に2本くらいで、料金も確か片道Rp.5,000くらいでしたが、お客はほとんど乗っていませんでした。
記憶に残っているのは、カナダのボンバルディア社製の車両は乗り心地は悪くないが、冷房が異常に強くて凍えてしまったのと、途中駅での停車時間が長くてイライラしたことでした。
現在も便数は1時間に2本で、BNI CITY駅からスカルノハッタ国際空港駅までの所要時間は46分となっています。
しかし料金は片道Rp.70,000に上がっており、昔からある空港と市内を結ぶ空港バス料金Rp.40,000を大きく超えています。
空港タクシーだとRp.100,000からRp.150,000くらいでしょうから、タクシーよりは安いのですが、問題は駅を降りてからの目的地までの移動です。
慣れてしまえば、空港から市内までの高速道路が大渋滞の時などは鉄道で市内まで来て、そこから市内をタクシーで移動する方が便利と思いますが、ジャカルタに慣れていない外国人にとってはハードルが高いでしょう。
せめて新しく出来た地下鉄の駅と直結するとか、早くネットワーク化を進めて線から面にしないと公共交通機関の発達は覚束ないと危惧されます。
ブカシまでの列車も1日に2便あるようですが、外国人があの渾沌とした駅前でどうやってタクシーをつかまえるのか、想像が出来ません。
私もオンラインで呼んだことがあるのですが、排気ガスと騒音と暑さの中で1時間待たされました。