2019.08.05
最近のニュースに私的コメント
電気自動車は本当に環境によいのか?
ジャカルタは世界トップレベルの大気汚染都市として不名誉な記録を公表されたため、少しヒステリックになっているようです。
確かにジャカルタに三日以上滞在すると喉が痛くなり咳が出るのは確かです。
インドネシア政府は大気汚染対策として電気自動車の開発に強い関心を寄せているようです。
大統領だけでなくジャカルタ州知事も、電気自動車は奇数・偶数による通行規制の対象外とするような発言をしています。
そして州知事は数年以内に車齢10年を超える自動車の使用を禁止するとまで発言しています。
私の車は今月8回目の車検を迎え車齢15年になりますが、特に排気ガスの問題は指摘されていません。
日本は排ガス規制により自動車による大気汚染の問題を解決したのですが、インドネシアは電気自動車の導入によりこの問題を解決しようとするのでしょうか。
しかし、電気自動車に充電する電気はどこから得るのでしょうか。
現在主力である火力発電所に頼るのであればエネルギー効率の如何によっては大気汚染がさらに悪化する可能性もあります。
臭い物に蓋をする解決策のガソリン車の排除ではなく、これまでに日本などが辿って来た色々な選択肢を客観的に研究して最適な解決策を選ぶことを期待しています。
特に中国が欧米日本に支配された自動車産業を、電気自動車という新しい分野で支配しようとする、政治的な思惑に巻き込まれないことを願っています。