2019.09.08
最近のニュースに私的コメント
国産車は本当に国産?
写真は2019年9月8日付のDetik Newsから
ジョコウィ大統領の出身地であるソロ市の工業高校が参画して製作された国産車の小型トラックが話題になっています。
国産車と言っても実はほとんどのパーツを中国から取り寄せて、インドネシアでは組立を行っているだけだと野党からは疑問視されています。
確かに日本の自動車メーカーは50年前からインドネシアに進出していますが、未だに現地政府から現地調達率を80%まで引き上げろと尻を叩かれているそうですので、もし国産車が本当に出来たとすれば業界としては大問題でしょう。
スハルト政権下の1980年代にも国民車と称する乗用車が登場しました。
実はスハルト大統領の三男が所有する会社が、韓国の起亜自動車から全部品を取り寄せて組立を行っただけのことでしたが、当時はスハルト大統領の強権政治の下でしたので誰もそれを批判することは出来ませんでした。
しかし、民主化されたジョコウィ大統領の下で、もしも同じようなことが行われているとすれば、なんだかなあ・・・という気がします。