公共インフラの要である高速道路の運営を中国に委託？

2019/10/03のじゃかるた新聞によると、インドネシアのバスキ・ハディムルヨノ公共事業・国民住宅相は１日、中国などで有料道路を運営する香港のロード・キング・インフラストラクチャーが、ジャワ島の高速道運営に乗り出すと明らかにしたそうです。

国営建設ワスキタ・カルヤ系の高速道路運営ワスキタ・トール・ロードが、40％の権益を持つ中部ジャワ州ソロ～東ジャワ州ンガウィ間（90キロ）と東ジャワ州のンガウィ～クルトソノ～クディリ間（87キロ）の権益をロード・キング側に売却するとのことです。

バスキ氏によると、すでに両社は条件付き売買合意の文書を交わしており、今後正式な合意に向けて最終調整が行われる方向だそうです。

香港系企業とはいうものの、公共インフラの要である高速道路の運営を実質的に中国に支配されるようなものです。

ジャカルタ-バンドン間の新幹線計画を直前に日本から中国へ変更した国営企業相といい、この公共事業・国民住宅相といい、ジョコウィ政権はやはり親中派の集まりと疑いたくなります。