OSSは誰のため？

投資申請のためのOSS (Online Single Submission)システムがまた変わるらしい。
詳しくは<https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/10/8c197daf58b7ebdd.html>を参照。

ジョコウィ大統領の直接指示の下、投資手続きをオンライン化して簡素化することが目的であったはずですが、蓋を開いて見ると確かにオンライン化はされているが、許認可の数は実質的に以前と変わらず、肝心なことは置き去りにして表面的な体裁だけを整えたような印象でした。

そして今回の変更は簡素化とは真逆の複雑化を進めています。

米中貿易摩擦で中国国内の企業がアセアンに逃避していますが、その全てがベトナムに進出して、インドネシアにし一社も来ないことにインドネシア政府はショックを受けたいたそうですが、ベトナムでの投資手続きはインドネシアに比べて、費用、時間、手間が1/3で済むことを知らないのでしょうか。

何につけて、利用者の便宜よりも自分達の都合しか考えない政府や公共機関の関係者は猛省すべきでしょう。