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2020.05.28 インドネシア進出準備

インドネシア進出の落し穴 1-3.マーケット調査

多くの中小企業がインドネシアに進出する動機は、日本での元請企業からの進出要請です。
元請企業にとって、日本の下請企業が出て来てくれることは、コスト低減、納期短縮、品質維持、そして政府からの現地化比率向上要請の対策として大変有難いことです。
しかし、進出後の仕事量を保証しますよと言う元請企業はまずありません。
出て来てくれると有難いけれど、操業度維持は自分で努力して下さいと言うのが本音です。
その一方で、日本での仕事は減っていきますよと言われると、やはりリスクを背負ってでも出て行くしかないか、と腹をくくるのではないのでしょうか。
でも、ここでの腹のくくり方が大事です。
なりふり構わず新しいお客さんを開拓するぞと、腹をくくる会社は間違いなく成功するでしょう。
しかし、元請からの仕事だけで踏ん張ると腹をくくるところは操業度維持に苦労することが予想されます。
駐在する日本人が技術系だろうが、経理畑だろうが、経験が無いなんて言ってはいられません。
現地法人が設立されるまではさすがに注文はもらえませんが、顧客候補と期待される企業にどんなところがあるのか、進出を決断する前に十分調査することを怠ってはなりません。