2020.08.17
インドネシアでの仕事のアドバイス
インドネシア進出準備
インドネシア進出の落し穴 10.工場建設
インドネシアには日本の大手ゼネコンのほとんどが合弁会社の形で進出しています。
また、2000年以降の日系企業の進出ブームに合わせ、中堅のゼネコンや設備工事会社も数多く進出しています。
外資系に限らず、2000年以降のインドネシア国内需要の急拡大に合わせて乱立し始めた高層マンションやショッピングモールの建設需要に応えるように、ローカル資本のゼネコンも雨後の筍のように出来ています。
それでも建設需要に追い付けない様子で、建材の需給逼迫も手伝って、暫くは売手市場の価格上昇傾向が続くと予想されます。
仕様によって一概には言えませんが、日本での建設コストとさほど差が無いと考えておいた方が良いでしょう。
そんな中、資金の制約から建設コストの安い、比較的小さいローカルのゼネコンに依頼することが考えられます。
昔の様に日系ゼネコンの半額などということは期待出来ませんが、2割くらいの節約は実現出来るかもしれません。
しかし、安いところにはリスクが伴うことを忘れてはなりません。
見積時の漏れによる後からの追加請求、甘い工期設定による生産開始時期の遅れが最小になるよう、発注者側が細心の注意を継続して払わなくてはなりません。