2021.04.02
コンサルタントの独り言
WEB会議の光と影
コロナ禍で海外出張だけでなく国内出張もままならない状況が既に一年以上になります。
この間、WEB会議が普及し、毎日のようにSkypeやZoomを利用したWEB会議で仕事をこなすのが当たり前のようになり、多い時は一日の中で数件の案件を処理するようになりました。
そこで現時点で感じているWEB会議のメリットとデメリットを述べてみたいと思います。
■メリット
1.ほとんどの会議対象者が会社または自宅に居るので開催日時と出席者の調整がとても楽になった。
2.顧客先への訪問に要する移動時間が不要になったので時間的な余裕が大きくなった。
3.顧客先への訪問に要する交通費が不要になったので大幅な経費節約が実現出来た。
■デメリット
1.契約交渉などの場面では相手の真の様子が分らず上辺だけの会話になってしまい、不安とリスクを抱えたまま先に進むことになってしまう。
2.社員の採用面接では候補者の物理的な全体像が見えず、言葉だけのやりとりで評価することになり、不安とリスクを抱えたまま先に進むことになってしまう。
3.顧客との定例会議では用件だけを確認して済ませてしまうが、対面会議での雑談や空き時間での意外な発見が無く、機会損に甘んじている喪失感に苦しんでいる。
メリットだけを考えるとWEB会議やリモートワークが新たなビジネス形態で良いように思えるかもしれませんが、気が付かないうちに目に見えないデメリットがとてつもない損失を蓄積しているようで不安です。