お問い合わせ

採用募集中!

2021.09.28 最近のニュースに私的コメント

どちらの国が普通なのか?

インドネシアでは1998年のスハルト長期政権が崩壊した後、学生、労働組合、そして宗教団体によるデモが頻発して来ました。
2004年から2014年にかけての労働組合による賃上げ要求デモは激しく大掛かりなものでした。
2014年からのジョコウィ政権下での、イスラム教組織による時のジャカルタ州知事追い落としデモは、主催者側の発表では百万人規模とも言われた壮大なものでした。
1998年5月にスハルト長期政権崩壊の契機となった学生たちも負けてはいません。
昨日は、国家理念に欠けるとして解雇された汚職撲滅委員会の57人の職員の解雇撤回を、ジョコウィ大統領に最後通告として求めるデモを展開し、警察と激しく対立しました。
日本も昭和の時代は学生や労働組合による反政府活動が盛んに行われたのですが、平成以降は全く聞かなくなりました。
平成以降の日本の停滞感と閉塞感を考えると、どちらの国が普通の状態なのか、判らなくなってしまいます。