2022.04.08
最近のニュースに私的コメント
ジョコウィ大統領は任期延長を望んでいるのか
現職の大統領と議員の任期を延長することに対して、喧々諤々の議論が交わされ、世論調査では約7割が延長に反対しているようです。
これに対してジョコウィ大統領は閣僚に対して、延長のことは口にしないように警告したと報道されています。
また、ジョコウィ大統領自身は任期の延長については憲法に従うだけだと表明しているだけで、『延長に反対する』とは一言も口にしていないことで、余計に疑心暗鬼を呼び起こしている様子です。
では、2024年までの任期が2年弱となったジョコウィ大統領は、ソロ市内の家具製造輸出会社のオーナーから、ソロ市長、そして首都ジャカルタ州知事を経て、2014年にインドネシア共和国第7代大統領に就任してからどんなことをして来たのか、思いつくままに順不同で羅列してみたいと思います。
01.ジャカルタ―バンドン間の新幹線工事を日本との契約直前に中国に変えた。
02.ジャワ島縦断高速道路を完成させた。
03.都移転計画を議会で正式に可決させた。
04.世界のEV供給国としての構想を国家目標に据えた。
05.投資促進のためのOSSシステムならびに雇用創出法案を実現させた。
06.ECビジネスを急成長させた。
07.JABODETABEKでのMRTやLRTを推進して公共交通機関の先駆けとした。
08.中国共産党との関係を強くして海外直接投資国のトップに据えた。
09.情報規制法を強化して反政府の言動を抑圧した。
10.長男をソロ市長に据えた。
11.汚職撲滅委員会KPKの権限を弱体化した。
12.とほんどの政党を連立政権に取り込んで独裁政権に近い形にした。
13.大統領専用機を配備した。
14.2032年のオリンピック開催国に立候補した。