底知れない闇に包まれる警察官射殺事件

国家警察の将官が部下に命じて同じ部下の警官を射殺させた事件の動機は次第に明らかにされて来ていますが、とんでもない汚職事件に展開する様相を見せています。

件の将官が自分への疑いを回避するために、犯罪証人保護機関に数千万円単位の賄賂を提示していたことが暴露され、汚職撲滅委員会KPKが調査したところ、この将官は数兆ルピアの資産を持っていることが判明したとのことです。

どうしたら国家警察の将官がこれ程の富を蓄えられるのか事件は殺人から汚職へと移行しそうな雰囲気です。

ジョコウィ大統領は独立記念日の演説で『今回の事件は国家警察の信頼を取り戻す機会である』と訴えたそうですが、何か空しい気もします。

終生、潔癖で質素な生活を貫いた旧警察軍の故フゲン将軍は草葉の陰で嘆いていることでしょう。