終わりが見えない警察官計画殺害事件の解明

国家警察の将官による警察官計画殺害が起きてから2ヵ月になり、国会での特別委員会や国家警察による記者会見は頻繁に行われているようですが、自身も参画した殺害における職権乱用と、この事件で明らかにされた莫大な私財の蓄積そのものに対する真因の追及と説明は一向に伝わって来ません。

報道されるのは組織問題や責任問題についての喧々諤々の議論ばかりです。

駐在時代に工場内で問題が起きた際に、インドネシア人のスタッフに対策を検討するように指示すると、何故その問題が起きたのかという真因の追及よりも、職場や仕事の進め方はどのようにあるべきかという一般論で処理しようとする傾向が良く見られました。

事の真相に露骨に切り込み原因を解明した後に対策を考えるというのは日本人の文化であり、インドネシア人には敬遠されてしまうのかもしれません。