ジョコウィ大統領の長男は次期副大統領か？

2024年の次期大統領選挙は副大統領候補を誰に指名するのか、各政党は最終的に誰を支持するのかでヒートアップしつつあります。

候補は現中部ジャワ州知事のガンジャル氏、現国防大臣のプラボウォ氏、そして前首都ジャカルタ州知事のアニス氏の三氏に絞られて来ましたが、いくつかの主要に世論調査での支持率では、ガンジャル氏とプラボウォ氏がそれぞれ30％以上を取り、実質的に両氏の争いになりそうな勢いです。

そして最近注目を浴びているのが、プラボウォ氏と頻繁に会っている、ジョコウィ大統領の長男で、ソロ市長をしているギブラン氏の動向です。

ジョコウィ大統領も三候補の中では明らかにプラボウォ氏を盛り立てており、自分が一線から退いた後は息子を通じて院政を敷くことを考えているのかもしれません。

スハルト大統領の娘婿として、一時は自他共に認めるポストスハルトであったプラボウォ氏の大統領としての実力は不明ですが、過去二回の大統領選挙を闘ったジョコウィ氏とプラボウォ氏の腹の中はどうなのでしょうか。

一方で、2019年に大統領に就任してからこれまでの間に、5人の大臣が大規模汚職で逮捕された、ジョコウィ大統領の責任の取り方についても注目したいと思います。