プラボウォ候補の一足早い勝利宣言か？

プラボウォ候補が、選挙に勝てば敵対勢力も喜んで受け入れるとの、勝利宣言とも言えるような意見を表明しました。

ジョコウィ大統領の長男を副大統領候補に受け入れることで、国民の75%を超えるジョコウィ大統領の支持層と、若者層の支持を確保したとみられるプラボウォ・ギブラン候補の支持率は、12月に開催されたテレビ討論会の後、50%を一気に突破しました。

弱冠36歳の若さで不安視されたギブラン候補が討論会において、ベテラン政治家の他の二人を負かすくらいの議論を展開したことが、大きく影響したと推測されます。

2月14日の投票日までこの勢いを維持することが出来れば、プラボウォ・ギブラン候補は一回の投票で当選確定となるかもしれません。

そうなると、スハルト政権崩壊後に長女のメガワティ氏の活躍で復活したスカルノ一派の政治勢力は、プラボウォ候補の義理の父親であったスハルト一派の勢力に取って代わられるでしょう。

独立の父スカルノ元大統領と、開発の父スハルト元大統領が残したレガシーは、まだまだ確固たる影響力を残しているようです。