スハルト元大統領がAIで復元され、大統領選挙を応援演説

1968年から1998年にかけて、長期独裁政権を築いたスハルト元大統領の、AIによる復元版が大統領選挙について、演説をしている様子が話題になっています。

スハルト氏は第二代大統領で、開発の父と称されたように、官僚、軍人、実業家を党員とするゴルカル党（Golkar:Golongan Karya職能グループ）を組織し、現在のインドネシアの経済の基盤を築き上げて来ました。

今回の大統領候補の一人である、現国防大臣のプラボウォ氏は、スハルト政権下の陸軍幹部として、そして長女の娘婿としても、自他共に認めるスハルト大統領の後継者でした。

1998年5月の経済危機に端を発した、市民のデモを主導していた学生を射殺させたのは、プラボウォ司令官であるとの疑いはいつの間にかうやむやになりましたが、それが自分が継ぐはずであったスハルト政権の崩壊を招いたのは事実です。

このゴルカル党も今回の選挙では迷った挙句にプラボウォ支持に就きました。

因果は回る、との思いひたすらです。