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2024.01.23 最近のニュースに私的コメント

ジョコウィ大統領は何故メガワティ党首に反旗を翻したのか

ソロ市長から首都ジャカルタ州知事へ、そして大統領へと引き上げてくれた恩師でもある、インドネシア闘争民主党のメガワティ党首に対し、どうして反旗を翻したのか、どうしても明確な理由が見付からず困惑していましたが、ここに来て何となく推測出来るようになって来ました。

あくまでも私的な推測ですが、如何に述べてみたいと思います。

推測その①:社会主義者であった父親、スカルノ初代大統領の薫陶を受けて、どんどん中国寄りになるメガワティ党首からの圧力に耐えられなくなった。

推測その②:年々悪化する汚職問題に対し、自信の身内を多く逮捕する汚職撲滅委員会KPKの権限を弱めようとする、メガワティ党首からの圧力に耐えられなくなった。

推測その③:実力と努力で大統領まで上がって来た自分に対し、既得権勢力を優先する政策を要求する、メガワティ党首からの圧力に耐えられなくなった。

推測その④:2度の大統領選挙資金として、莫大な借金をしたが、その返済のためには大統領引退後も政治的影響力を維持する必要があり、自分を重視してくれるであろうプラボウォ・ギブラン候補を支持し、政界を牛耳るボスの座を、メガワティ党首から奪い取る必要がある。

推測その⑤:メガワティ・ジョコウィ政権で親中に大きく傾いたインドネシアに対し、アメリカ政府は1965年当時のインドネシア共産党によるクーデターと同様の懸念を抱いており、プラボウォ候補と協力して、親中のメガワティ勢力を排除するようにとの、アメリカ政府からの脅迫に近い圧力を受けている。