2024.03.18
最近のニュースに私的コメント
新首都建設の土地に関する疑念
今年の独立記念行事は新首都で行うと、ジョコウィ大統領は早々と公言していますが、本当に出来るのかと懸念する声が出始めています。
それよりも気になるのは、実態は明らかになっていませんが、土地収用に当り、地元民が実質的な強制的立ち退きに合っているとの訴えです。
そして、収用した土地を、投資家に(高く)転売して建設費用を作れば良いと、ジョコウィ大統領が指示を出していることです。
新首都の用地に関しては以前から色々な噂が出ていました。
元々ジョコウィ大統領の支持基盤である、インドネシア闘争民主党の党首一族が、移転先が公表される前に買い占めていた、と言うものです。
思い出すのは、スカルノハッタ空港から市内に向けて、海岸沿いに走る高速道路の建設に関する噂です。
元々は、最近開通した、空港から南下してジャカルタ市内に向かう高速道路が計画されていたのに、空港建設が公表される前に、海岸沿いに走る高速道路の用地を、スハルト大統領の弟が既に買い漁っており、最終的にその用地に高速道路が建設されたと言う噂です。
当時の独裁政権であれば、それくらいのことは朝飯前だったでしょう。
今回の首都移転に関して、後日、とんでもない汚職事件が発覚するのではないかと心配です。