2024.06.05
最近のニュースに私的コメント
スハルト時代のような言論弾圧
次期政権では野党に下ると宣言した、それでも最大政党のインドネシア闘争民主党の幹事長が、新首都建設庁の長官と副長官が突然辞任したことについて、計画が稚拙だからと批判したことで、デマを流した疑いで警察から出頭を求められました。
警察に出頭した後には、汚職撲滅委員会にも呼ばれました。
現政権を批判すると警察権力が出て来るのは、まるでスハルト独裁政権を彷彿とさせます。
10年前に民主主義のシンボルとして、颯爽と大統領として登場したジョコウィ大統領は、縁故主義を悪用するだけでなく、言論弾圧まで行うようでは、人間は権力を持つとここまで変わることを証明してくれたようなものです。
今でも70%以上の国民の支持を得ているとのことですが、これも怪しいものです。