最高諮問委員会の復活か？

インドネシア共和国の独立後、大統領を補佐する目的で、最高諮問委員会（DPA:Dewan Pertimbangan Agung）が設置されました。

しかし実態は形だけの権限を持たない組織で、スハルト政権崩壊以降は消滅していたのですが、プラボウォ次期大統領の政権誕生に合わせて再結成する動きがあるようです。

目的は退任後のジョコウィ大統領に役割を与えることのようで、どうしてそこまでジョコウィ大統領に忖度するのか、理解出来ないのが実態です。

国民の人気が高く支持率が75%前後と言うことだけで、駆け引きが巧みなインドネシアの政治家達がここまでやるとは考えられないので、何か大きな『力＝金』が働いているような気がします。

先日、ジョコウィ大統領に裏切らけて怒り心頭のインドネシア闘争民主党のメガワティ党首は、ジョコウィ大統領の政界への執着には借金があると言う言葉を口にしました。

世間で噂されているように、2回の大統領選挙で大物華僑から莫大な資金を借りたが、まだ返せないので政界に影響力を残して返済のための資金を作れるように、その華僑から各政党に圧力が掛けられているのかもしれません。