ジャカルタ州知事選は二強の再対決になるか

首長選挙まで4ヵ月ありますが、一番話題になっているのはやはり、首都ジャカルタの州知事選挙です。

KOMPAS誌の調査では、前知事のアニス氏が29.8%、元知事のアホック氏が20%の支持率で、トップを争っているそうです。

アホック氏は10年前に、ジョコウィ大統領の後任として、副知事から正式に知事選に立候補したのですが、選挙運動中にイスラム教を侮辱したとの中傷に遭い、選挙運動から脱落しただけでなく、2年間の投獄を余儀なくされました。

その時の選挙戦の相手がアニス氏で、アホック氏の脱落のせいもあり、大統領選に立候補した昨年まで、9年間の知事職を務めました。

両氏共に知事としての経験があり、ジャカルタ州民は彼らの実績を良く知っているはずですので、かなり厳しい選挙戦となりそうです。

その一方ではジョコウィ大統領の次男であるカエサン氏がメディアを騒がしていますが、肝心の支持率は1%しかなく、大統領候補としてはかなり難しいので、最終的には誰かの副大統領として立候補するか、それとも地元である中部ジャワ州知事を狙うのかもしれません。