中国から撤退する日本企業に求められること

トランプ大統領の輸入関税政策は、製造業において中国に頼り過ぎて、自国の安全保障が危うくなったことが最大の原因であり、そのためにアメリカから去った製造業をアメリカに戻すか、あるいは中国から第三国に移転させることだと思います。

中国の日本企業の多くはアメリカ向け輸出拠点であると思いますが、このことを念頭において今後の出処進退を考えないといけません。

中国の製造工場をアメリカ国内に移す、日本に戻す、あるいは第三国に移すなどの選択肢を判断しなくてはなりません。

第三国を選択する場合は、中国の利益に貢献するような国はトランプ関税から逃げることはむりでしょう。

ベトナム、タイ、インドネシア、インドなどが候補に挙がるでしょうが、国際情勢を正しく報道出来ない、日本国内の新聞とテレビしか視ない経営者は、正しい判断を下すのは難しいと懸念されます。