国軍の職務範囲拡張の目的は

今年に入り、国軍の将官が政府機関の職務を兼ねることが出来るようにする法案が提出され、スハルト軍事政権時代に戻るのかと大騒ぎになりました。

そして今度は、国軍兵士は検察庁を守るように司令部からの命令が出ていたとのことで、それは国家警察の仕事であり、外国の攻撃から国を守る国軍の仕事ではないだろうと批判されています。

国軍出身のプラボウォ大統領の意図で動いているのかどうか分かりませんが、何か不穏な雰囲気を感じます。

トランプ改革を引き金として、世界秩序の変革が予測されている今日、世界の大国の一員として認識されつつあるインドネシアは、内外からの画策に翻弄されることが増えるのは仕方ないことでしょう。

かつてはアジアのリーダーとしての役割を期待された日本も、大事な時に全く役に立たないことが残念です。