インドネシア進出サポートメルマガ2025年7月号
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
インドネシア進出サポートメルマガ2025年7月号
Vol.28 【2025年7月1日発行】
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
関係各位
このメルマガはこれまでにインドネシア関連の仕事でお世話になった方々に、最新のインドネシア事情を気軽にご理解頂ける内容で毎月1日に配信しております。
=======お知らせ======
■You Tubeウエブセミナーに『インドネシア週刊ニュースダイジェスト』を追加
https://www.youtube.com/@%E5%B0%8F%E9%87%8E%E8%80%95%E5%8F%B8-k4e/featured
You Tubeのウエブセミナーサイトカテゴリーに『インドネシア週刊ニュースダイジェスト』を追加しました。
毎週月曜日から一週間の、現地報道から注目したい、いくつかのニュースを翌週の月曜日に紹介します。
雑談気分で聞いて頂ければ幸いです。
■インドネシア進出サポート公式サイト
https://www.hmkt.jp/
インドネシア進出準備から撤退までの、50年近くにわたる経験と知見を網羅したサイトで、一日平均1,500件以上の閲覧数と250人を超える訪問者数で、2022年の開設以来の訪問者数は累計11万人、閲覧数は累計67万件に達し、Googleのトップランキングを維持しております。
その中でもお薦めしたいのが、インドネシア進出支援セミナースライドで、公開件数は220件に達し、更に毎週1件のペースで増え続けています。
セミナースライドを始めとして、全てのコンテンツはフリーダウンロードで提供しています。
■インドネシア最新情報ブログ
http://blog.livedoor.jp/kojindonesia/
インドネシアのホットな現地発の情報を毎日、どんなメディアよりも早く紹介しています。
■インドネシア進出サポートウエブセミナー
https://www.youtube.com/channel/UCXghuRz7zRX5jLOXu75rQjQ
公式サイトに掲載されたセミナースライドサンプルに音声解説を付けてYoutubeにアップロードしています。
2023年3月の公開以来、視聴者数が5,000人を超えました。
■配信を希望されない場合は『配信不要』と返信して下さい。
■目次 ★☆★☆★☆★☆★☆★
【1】 インドネシア進出関連ニュース『オンライン会議の浸透で軽視される三現主義』
【2】 インドネシア社会一般ニュース『インドネシアはどちらの勢力に付くのか』
【3】 インドネシアお楽しみニュース『色気漂うダンドゥット』
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
【1】オンライン会議の浸透で軽視される三現主義
2020年から2022年にかけてのコロナ騒動の間は、人の移動が極端に制限されたため、オンライン会議が急速に浸透しました。
インドネシアでは約80%の国民がインターネットに接続出来る環境にあり、オンライン会議は急速に普及していると報じられています。
調査によると最も多く利用されているツールはGoogle MeetとMicrosoft Teamsとのことで(私の知り合いはほとんどがZoomですが)、利用者の感想としては、対面式の会議に比べて便利で障害も少ないとのことで好評のようです。
確かに、連絡事項や懸案事項の確認が目的であれば、時間も経費も大幅に節約出来て、特に私の様に70歳を過ぎた高齢者にとっては、体力的にも大助かりです。
しかし、便利な面だけに目が行き、本来は直接現地に赴いて、現場で現物を見て現実に接すると言う三現主義が疎かにされ始めていることも気になります。
これまでに日本企業とインドネシア企業との間のビジネスマッチングを何件か企画して来ましたが、現地に赴いて直接会って、商品を見せて説明しながら商談するのと、オンラインで画像や動画を見せて商談するのでは、契約成立の可能性に大きな開きがあります。
正直なところ、ビジネスパートナーの候補である相手の印象が、オンライン画面を通じたものと、その後直接会った時のものと大きく異なり、慌てたこともあります。
合弁事業に限らず、輸出入取引や委託取引におけるビジネスパートナーとの商談は、結婚相手とのお見合いと同じであると考えています。
特に物つくりを売りとする日本企業は、三現主義を守り、自身の五感による判断を大事にしなくてはいけないと常々感じています。
【2】インドネシアはどちらの勢力に付くのか
2025年6月15日から18日にかけて、カナダで開催されたG7首脳会議に、インドネシアのプラボウォ大統領は特別ゲストとして招待されました。
しかし、既にロシア訪問の予定が決まっていたとの理由で、この招待は断られました。
G7の首脳達が会っている時に、BRICSの実質的なリーダーであるロシアのプーチン大統領と会い、経済協力などの合意を確認した後に、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムに出席し、明らかにインドネシアは西側先進諸国ではなく、それに対抗しつつあるBRICSと、それを核としたグローバルサウスの方に立っていることを明確にした外交だったと言えるでしょう。
過去500年間にわたり、支配して搾取する側だった西欧諸国と、支配され搾取される側だったグローバルサウスは、次第にその力のバランスが変わりつつあり、インドネシアは後者の一員でることを再認識させるニュースでした。
食糧と資源を自給することが出来て、軍事的にも自立している主権国家として初めてなせる業でしょう。
しかし、技術と資金の面ではまだまだ日本を始めとする先進国からの支援が必要なことも事実です。
日本は今のところは前者の一員であることを自慢する向きもありますが、どうあるのが一番国益に叶うのか、そろそろ真剣に考えないと、下手をすると双方から相手にされなくなることが心配です。
【3】色気漂うダンドゥット
インドネシアの演歌と言えばダンドゥット(Dangdut)でしょう。
イスラム教の戒律上拙いのではと思えるような装いで、歌い踊る女性歌手の色気は半端ではありません。
インドとアラブの音楽にロックを取り入れたような軽快なリズムとメロディーは、インドネシア独特の異国情緒を醸し出しています。
日本のミュージシャン『キロロ』の作品である『未来』をリメークした、人気歌手Via Vallenがジャワ語で歌うSAYANG(愛しい人)もダンドゥットのヒット曲です。
Blok-Mの夜を懐かしく思い出します。
以上
+++++++++++++++++++++++++++++++
小野耕司/インドネシアビジネスサポート
〒434-0038静岡県浜松市浜名区(旧浜北区)貴布祢2100
Tel:090-7866-9343 Fax:053-584-0133