心が痛くなるニュース

西ジャワ州のスカブミ県で、幼児が毒虫のために死亡すると言うニュースがありました。

貧困家庭のため、病院での治療を受けるための保証金数万円を支払うことが出来ず、死亡したとのことです。

その直前のニューでは、国会議員の家賃手当を月Rp.50百万（50万円）にすることが決定したとのニュースがありました。

私がまだ若い頃、高熱を出して意識不明に陥った際、ジャカルタのプルタミナ病院に連れて行かれたのですが、保証金を支払うまで診断も入院も拒絶され、現地法人のスタッフが会社から現金を持って来るまで、病院の玄関の床に放置されていたと、後から聞かされたことを思い出しました。

インドネシアは昔から、金持ちと政府高官にとっては天国ですが、金が無ければ時として地獄の様なものだと感じていました。

インドネシアに限られたことではありませんが、人間社会の理不尽な現実には心が痛みます。