2024.12.24
過剰積載トラックが引き起こす悲劇
2024年12月23日現地時間午後3時過ぎに、スラバヤ市から約80Km南方に位置するスマラン市に向かう高速道路で、大型バスと大型トラックの衝突事故が発生し、パスに乗っていた中学生の団体の中の4名が死亡しました。
事故現場はスマラン市の手前の急勾配の区間で、生活用品を過剰積載した大型トラックが登り切れずに坂の途中で止まり、その後に坂を逆走し始めて、速度が上がったところに後ろから来たバスが衝突したとのことで、信じられないような経緯です。
このため、クリスマスと新年の連休で混んでいたスマラン方面に向かう高速道路は、3時間以上にわたり不通になったようです。
インドネシアでは今でも、信じられないような大量の貨物を積んだ大型トラックが、今にも潰れそうな感じでノロノロと走っているのを目にします。
幹線道路や高速道では時々全く動かない渋滞が起きますが、そのほとんどの原因は過剰積載の大型トラックのパンクや転倒により道路が塞がれてしまうことです。
この半世紀にもわたる交通渋滞の原因を、未だに撲滅出来ないでいる交通警察の無責任さと、賄賂により目をつぶっている体質には怒りを感じます。