インドネシアがBRICSに正式に加盟

インドネシアがBRICS（Brasil, Russia, India, China, South Africaによる協力体制）に正式に加盟しました。

上記の5ヵ国でスタートしたBRICSですが、その後は参加国が増えて、現在はインドネシアを入れると10ヵ国になります。

BRICSの2023年の名目GDPは全世界の28％で、EUの18％を超えましたが、G7の45％にはまだ追い付いていません。

しかし、これからも加盟国が増える様子で、G7を超える可能性は十分予想されます。

因みに巷で話されるGlobal Southですが、仮にBRICS, イスラム諸国協力機構、ASEAN, アラブ連盟に加盟している国々として合計すると、70国で全世界のGDPの36％となり、G7に迫っていることが明らかです。

Global Southは拘束力の無い架空の勢力であるとして、その存在を軽視する西側諸国の御用学者も多くいますが、西洋文明から東洋文明へのパラダイムシフトを感じさせる昨今の国際情勢を見ると、無視することの出来ない現象でする。

外交に力を入れようとしているインドネシアのプラボウォ政権は、案外この流れに乗ろうとしているのではないかと考えられます。