今度は前西ジャワ州知事に汚職の嫌疑

前西ジャワ州知事で、前回のジャカルタ特別州知事選挙に立候補して落選した、リドワン・カミル氏が、ジャワ・バンテン銀行の汚職に関与したとして、汚職撲滅委員会KPKの自宅捜査を受けたとのことです。

元々は建築設計技師として成功した人物で、その後はバンドン市長から西ジャワ州知事へと政界でも知名度を高めた誇らしい経緯がありますが、数年前にはスイスに留学していた息子を水難事故で亡くすという不幸もありました。

特にバンドン市長の時の評価が世論上で高く、将来の大統領候補の一人に挙げられている人物ですが、ジャカルタ特別州知事選挙に落選してからは、地元のバンドンでコーヒーショップを営んでいるとのことでした。

プラボウォ大統領の方針として、汚職は徹底的に取り締まることが挙げられていますが、毎日のように新たな汚職のニュースが出で来る現実には、すこし引いてしまいそうです。