2025.01.03
最近のニュースに私的コメント
大統領候補の年齢下限が憲法裁判所で正式に無効とされる
1年前の大統領・副大統領選挙活動の際には、プラボウォ大統領の副大統領候補であった、ジョコウィ前大統領の長男ギブラン氏が37歳で、大統領・副大統領候補の年齢下限である40歳を満たしていないとして問題になりました。
しかし、当時の憲法裁判所の主席判事であったジョコウィ前大統領の妹の婿、すなわちギブラン氏の叔父が、ギブラン氏のソロ市長としての経験が年齢下限を無効にするとの判決を下しました。
この判決は憲法裁判所の道徳を汚したとして、その主席判事は解任されましたが、ギブラン氏の当選は総選挙管理委員会により有効と認められた次第でした。
しかし、この問題はギブラン氏にとっては、40歳になるまでの残り2年間は地雷みたいなもので、いつまたぶり返されるかとさぞや不安の種であったことでしょう。
特にジョコウィ前大統領と共に親子で裏切る形で袂を分かった、物言う野党として煩い存在のインドネシア闘争民主党からいつまた攻撃されるかひやひやしていたことでしょう。
その年齢下限が、憲法裁判所で正式に無効とされたので一安心と言ったところでしょう。
さて、インドネシア闘争民主党はこれに対してどんな手で攻めて来るのでしょうか?