2024.12.30
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大統領自ら50年の刑期を要求
スマトラ島での錫採鉱の汚職で、国家に300兆ルピア(3兆円)の損を与えたとして裁判を受けていた容疑者に対して、裁判所は懲役6年半の判決を下しました。
これに対してプラボウォ大統領は刑が軽過ぎるとし、汚職額から判断して50年の懲役を与えるべきで、検察は絶対に上告して欲しいと主張しました。
6年半の判決は軽過ぎて話にならないと、多くの国民は感じているでしょうが、大統領自ら刑期までに言及するのは拙いでしょう。
インドネシアには三権分立が無いと言っているようなもので、30年間の軍事独裁政権を敷いた、義父のスハルト元大統領の時代に戻るのかと心配になります。