泥沼化するメガワティ党首とジョコウィ元大統領の対立

閣僚の時と同様に、地方政府の首長503名が参加して、中部ジャワ州の国軍士官学校で合宿研修が行われましたが、47名が不参加となりました。

この47名は、インドネシア闘争民主党のメガワティ党首が、参加しないように呼び掛けたことに呼応したものです。

ジョコウィ元大統領に裏切られたメガワティ党首の怒りは収まることがなく、彼を重用するプラボウォ大統領に対する警告でしょう。

特にメガワティ党首の右腕である幹事長を、汚職容疑者の逃走を助けたとの容疑で、汚職撲滅委員会が逮捕したことには、ジョコウィ元大統領も裏で関与していると考え、堪忍袋の緒が切れたのでしょう。

最大議席を持つ野党の党首と、大統領選挙で大きな借りを作った元大統領の間の、泥沼の様な闘いには百戦錬磨のプラボウォ大統領もさぞ困っていることでしょう。