2011.07.14
インドネシアでの仕事のアドバイス
危険予知活動の徹底が大事
インドネシアは雨季と乾季の違いはあっても、一年中同じような気候が続き、しかも日の出時間と日の入り時間も日本みたいに何時間もずれることはない。そのせいか、日本みたいに季節の移り変わりや時間に追われる感覚がなかった。逆に帰国してから数年間は季節と時間に追われる感覚に当惑する日々が続いた。
私の偏見かもしれないが、そんな環境に生活しているとあまり先々のことを苦にすることがなくなる。そして危険予知もあまり気にしなくなってしまう。私の駐在していた工場には危険な機械や、健康に害を及ぼす材料を使う職場が多くあったので、労働災害の防止には本当に気を使った。とにかくおおらかで陽気な従業員が相手であったので、あの手この手で対処した。危険を予知しないから、一旦怪我をすると男も女もだいたいは、怪我の程度に関係なくその場で気を失うから余計危ない。そういえば生まれて初めて血液検査を受けた新入社員が、注射器に吸い取られた自分の血を見て倒れることが良くあった。