2011.07.15
インドネシアでの生活
あの頃のお手伝いさん達
単身赴任の期間にホームシックで沈んでいたところ、独身寮を仕切っていたお手伝いさん、ヤンティに『仕事で困ったことがあるのなら、私が本社の偉い人に言って上げるから元気を出せ』と励まされた。因みに彼女は本社から出張で来て寮で食事を取った役員達の名前を良く憶えていた。
最初(1981年)のお手伝いさんはシホンという名前であった。前任者の奥さん達から日本食の作り方を良く学んでおり、結婚したばかりの家内はいつも教えてもらっていた。
その下にいた掃除洗濯担当の若い方は、イナムという名の働き者であった。少し太めであったので、私の上司の奥さんが『お腹が大きいけれど、赤ちゃんが出来たの?』と尋ねたところ、『はい、トアン(旦那様)の子供です』と冗談で答えたのを、その奥さんが赴任して来たばかりの私の家内に伝えたものだから、大変なことになった。
夫婦で住み込みで働いていたお手伝いさんの姪が、勝手に我が家に仕事の口があると思い込んで、その時働いていた家を止めて来てしまった。しかし我が家にはすでに十分に数のお手伝いさんがいたので断ったところ、親戚中の仲間を連れて来て、騙されたと家の外で騒がれる始末で、警察までやって来たのには閉口した。
最後にお世話になったヌヌンと言う名の調理担当のお手伝いさんはまだ10代半ばであったが、生まれてから面倒を見て来た長男を可愛がり、目を離すと自分の部屋に連れ込んでは自分のご飯を分け与えていた。
みんな今頃どうしているのだろうか・・・・