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2012.10.30 インドネシアでの生活

タクシー強盗の五つのパターン

現地のオンラインニュースに、最近ジャカルタで起きたタクシー強盗の五つのパターンが紹介されていました。ジャカルタ出張などで流しのタクシーを使う場合は十分にご注意下さい。

1.足が痒いと言いだした運転手

ミッシェル・ウィジャワティ(24歳)は母親と一緒にタクシーに乗っている時に被害に遭った。ツイッター上で、ミッシェルは乗車したタクシーの名前を書いている。また、警察の説明では、彼女は2012年10月28日土曜日の夜にポンドックインダーからプサングラハンに向かってタクシーに乗り、事件を通報したのは10月29日の日曜日であった。
強盗事件は運転手が足が痒いことを理由に突然タクシーを停車させた時に起きた。タクシーが停車したのに合わせて三人の強盗はタクシーに乗り込み、被害者を脅した。その後、ミッシェルはタクシーで連れ回され、所持品を強盗に取り上げられた。装飾品や携帯、そして1,300百万ルピア(約11万円)の現金を取られた。
ミッシェルと母親はその後、南ジャカルタのレバックブルス、カルティーニ通り地区で降ろされた。

2.メンテンでの強盗

会社員の女性ハニ(43歳)は中央ジャカルタで白色のタクシーに乗って強盗の被害に遭った。この強盗事件は2012年10月15日に起きた。にもかかわらず、被害者が通報したのは、二日後で、正確にはインドネシア西時間で2012年10月17日19時27分であった。
警察の正式な被害報告書、番号LP/3582/X/2012/OMJ/Ditreskrimumによると、東ジャカルタ、レボ市場の住民である彼女は、会社からの帰りに、中央ジャカルタ、メンテン、ユスフアディウィナタ通りでタクシーに乗った。
ところが、ディポネゴロ通りに差しかかった時に、二人の男が突然左右のドアから後部座席に乗り込んで来た。そして二人の男は被害者を締めあげて押さえつけた。
中央ジャカルタのバデン広場に至ると、タクシーの運転手は被害者が持っている、バンクセントラルアジア、バンクマンディリ、マンディリシャリア、ダナモンのキャッシュカードを取り上げ、現金払い出し機の暗証番号を無理やり聞き出した。
キャッシュカードを上手く手に入れた後、その運転手はタクシーの外に居た他の男にキャッシュカードと暗証番号を渡した。
その後、後部座席に座っていた二人の実行犯は、被害者の所有する腕時計、プラチナの指輪、プラチナのイヤリング、ラップトップパソコン、サムスンのギャラクシーノート、そして現金30万ルピア(2,500円)を奪った。
その後、被害者はクマヨランの辺りを連れ回され、ブングールで停車した。そして運転手は奪った物を包み、タクシーに寄って来た他の人間に渡した。被害者のキャッシュはその後返されたが、バンクセントラルアジアのだけは未だ実行犯に持ち去られたままである。

3.4台のブラックベリーを買わされた被害者

イニシャルがJTの女性(35歳)は、2012年7月30日に強盗の被害に遭った。JTはその時、インドネシア西時間の18:00に西ジャカルタ、クンバンガンにあるプーリモールの横でタクシーに乗った。被害者はタクシーの名前と車体番号は覚えていない。
動き出して間もなく、大した距離も行かないうちに、突然、運転手が車を止めた。三人の男がすぐにタクシーに乗り込み、その後JTは連れ回された。
運転手は携帯電話の店の前でタクシーを止めた。被害者はタクシーから降りて、被害者の所有するキャッシュカードで4台のブラックベリーを買うように要求された。その後、被害者はインドネシア西時間の24:00まで、連れ回された。
被害者は北ジャカルタのスンテル地域で降ろされた。まだ30万ルピア(2,500円)を持っていたので、JTは西ジャカルタ、チェンカレンにある自宅まで、別のタクシーに乗って帰った。

4.二人の若い娘が被害者

16歳になる二人の娘、ナタニアとレギナは先の8月18日に強盗に遭った。その時二人の娘は、ショッピングセンターBSDプラザ・スルポンの前で、白色のタクシーを止めた。タクシーはその後、そのモールから離れた所まで移動した。
道路の真ん中でタクシーが止まり、三人が星座の印のあるその車に乗り込んで来た。強盗たちは娘達にバッグを渡すように強要した。ナタニアのバッグには、携帯、iPhone, iPod、それに5グラムの真珠、ホンダジャズの鍵、そしてその車の駐車カードが入っていた。
強盗達はその後、駐車場からホンダジャズを取り出した。車体番号B 502 NLBのその車の所有者はノビアヌス・ホナックである。被害者はまだトラウマ状態にあったため、8月24日になって始めてこの事件は警察に通報された。

5.道路に投げ出された被害者

2011年12月28日水曜日、西ジャカルタ、トムバラのあるシーズンズシティで買い物をして帰る時、強盗はヨハンに襲いかかった。ヨハンはグロゴル方面に帰るつもりであった。
ラトゥメンテン通りに差しかかった際に、突然見知らぬ三人の男がその白色のタクシーに乗り込んで来た。
タクシーの中で、ヨハンは殴られ、そして持物を奪われた。その後、ヨハンの体は西ジャカルタのエスパルマン高速道路に投げ出された。ヨハンを見付けた住人がスンブルワラス病院に彼を運んだ。ヨハンはタクシーの身元を覚えていないが、白かったのは確かである。
捜査の中での警察の会見によると、実行犯は以前にも犯行をした同じ人間であると思われる。共犯者は犯行の後にタクシーの色を塗り替え、タクシーのドアにある番号も含めて、車体番号を変えているらしい。タクシーの名前も世間で良く知られたものを使っているようだ。

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